「普天間返還へ道筋を」 松川氏出陣式<宜野湾市長選>


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 宜野湾市長選は4日告示され、無所属現職の松川正則氏(68)=自民、公明推薦=と無所属新人の仲西春雅氏(61)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=の一騎打ちが確定した。両陣営が市内で開いた出陣式・出発式にはタッグを組む知事選立候補者や推薦政党関係者らが集まり、支持拡大を訴えた。 (新垣若菜、名嘉一心)

出陣式で佐喜真淳氏(左端)らと気勢を上げる松川正則氏(中央)=4日午前9時7分、宜野湾市大謝名の選挙事務所(小川昌宏撮影)

 この4年しっかり宜野湾市の行政を担ってきた自負がある。2期目への強い覚悟には普天間飛行場の問題がある。返還合意から26年も放置され、市民、子どもたちの環境は大変厳しい。玉城県政とはかみ合わず、打開策をと意見交換もしてきたが、返還への道筋がつくれていない。それをこの4年間で成し遂げたい。すでに取り組んでいるが返還跡地の開発もある。政府とも交渉し宜野湾市の発展に導ける新たな制度もつくっていく。そしてなんと言っても市民生活の向上が一番だ。国庫予算を確保し公約を実現する。市民生活の向上により貧困問題なども解決できると考えている。市民、企業と協働し市民生活の向上、宜野湾市の発展につなげていきたい。住んで良かったと思える宜野湾市に。市政を継続して成し遂げたい。

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 まつがわ・まさのり 1953年9月生まれ、宜野湾市野嵩出身。琉球大短期大学部卒。市職員を経て、2018年9月の市長選で初当選。


<応援弁士>

未来へ突き進み発展

 佐喜真淳氏 未来へ突き進むのが宜野湾市の発展につながる。松川氏は4年間、市民の代表として市民の命と暮らしを守るため頑張ってきた。経済、福祉、教育どれをとっても宜野湾が一番であると誇れる状態だ。一致団結してこの1週間闘いきろう。

みんなで市の発展を

 宮崎政久衆院議員 革新から市政が変わっての所得の伸び率は19.6%だ。宜野湾がどんどん伸びていったことは数字でも裏付けられている。だからこそ市政は継続していかなければならない。宜野湾市の発展をみんなでつくりあげていきましょう。

普天間の危険性除去

 金城泰邦衆院議員 この1週間の戦いが市民の暮らしを守る結果を導く。普天間飛行場の危険性除去は市民の命を守る上で最大の政治課題だ。松川氏こそが危険性除去を県や国にしっかり訴えられる唯一の候補だ。陣営も必死になって勝利を勝ち取ろう。