「生活の安全取り戻す」 仲西氏出発式<宜野湾市長選>


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 宜野湾市長選は4日告示され、無所属現職の松川正則氏(68)=自民、公明推薦=と無所属新人の仲西春雅氏(61)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=の一騎打ちが確定した。両陣営が市内で開いた出陣式・出発式にはタッグを組む知事選立候補者や推薦政党関係者らが集まり、支持拡大を訴えた。 (新垣若菜、名嘉一心)

出発式で玉城デニー氏(左端)らと気勢を上げる仲西春雅氏(中央)=4日午後6時47分、宜野湾市野嵩の選挙事務所(大城直也撮影)

 オスプレイが沖縄に配備されてから、2機が墜落し、部品の落下も相次いでいる。4年前から状況は変わっていない。その上にPFAS(有機フッ素化合物)による水や土壌の汚染も問題となっている。私たちは、ただただ安心で安全な生活がしたいと思っているが、これだけの危機にさらされている。空、水、暮らしの安全を取り戻すと決意し立候補した。市民の健康調査、血液検査、土壌調査を現市政にお願いしたが、聞き入れてもらえなかった。市民は募金などで資金を集め、検査を実施した。市民の命、水を守る市政に変えていく。給食費と高校卒業までの医療費の無料化を県と連携し実現する。女性の置かれている環境を改善し、権利を守るために、トップダウンで政策に反映できる市政をつくる。

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 なかにし・はるまさ 1961年6月生まれ、浦添市出身。宜野湾市志真志在住。興南高卒。元県高校PTA連合会会長。2018年市長選も立候補した。


<応援弁士>

普天間閉鎖の民意を

 玉城デニー氏 辺野古への新基地建設反対の民意は翁長雄志知事や私の1期目の選挙、県民投票でも明らかになっているが、政府は一顧だにしていない。仲西氏を当選させ、宜野湾市民の民意は普天間飛行場の1日も早い閉鎖・返還だと突きつけよう。

ここから政治変える

 新垣邦男衆院議員 普天間飛行場やPFASの問題を解決するためには市政を取り戻すことが求められている。この1週間が勝負だ。沖縄県、宜野湾市から政治を変えていくという視点に立って、知事と市長のダブル勝利を共につかもう。

市民が主役の市政へ

 伊波洋一参院議員 普天間飛行場を巡って、沖縄は基地の島になろうとしている。玉城知事の思いを受け仲西候補も戦っている。子どもたちを抱える宜野湾の水、空の安全・安心を改善させようとしている。市民が主役の市政をつくるためにも頑張ろう。