【宜野湾市議選】普天間移設や環境、地域振興が争点に 市政運営の評価も


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普天間飛行場

 9月11日に投開票の集中日を迎える統一地方選は4日、名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市議選が告示され、7日間の選挙戦に突入した。合計定数124に対して158人が立候補し、競争率は1.27倍と少数激戦となる。宜野湾市議選の争点や課題などを探った。

 【宜野湾】定数26の宜野湾市議選には現職20人、元職2人、新人9人の計31人が立候補した。立候補者の内訳は与党19人、野党9人、中立3人。野党と中立が全員当選しても過半数には届かないため、与党が過半数を維持する構図が確定している。

 普天間飛行場の移設問題や基地被害への対応、環境問題、地域振興策などが争点となる。松川正則市長の1期4年間の市政運営に対する評価も問われる。

 同日投開票の知事選では前市長の佐喜真淳氏、市長選には現職の松川市長も出馬するため、与党系市議団は既にセット戦術を展開。それぞれの事務所開きや総決起大会に出席するなど相乗効果を図る。

 一方の野党系も、市長選に立候補した仲西雅春氏とセット戦術を展開する考えだ。
 (新垣若菜)

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