9月11日に投開票の集中日を迎える統一地方選は4日、名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市議選が告示され、7日間の選挙戦に突入した。合計定数124に対して158人が立候補し、競争率は1.27倍と少数激戦となる。南城市議選の争点や課題などを探った。
【南城】南城市議選は定数20に対し、現職14人、新人11人の計25人が立候補した。市議選は2月に就任した古謝景春市長の市政運営の評価や来年秋ごろ開業予定の米系大手量販店「コストコ」の周辺整備を含めたまちづくり、子育て支援などが争点となる。
候補者内訳は与党系が15人、野党・中立系が10人。与党系のうち13人は県知事選に立候補している佐喜真淳氏、野党・中立系のうち4人は玉城デニー氏とのセット戦術を展開している。政党公認は自民、公明、共産が各1人。推薦は社大1人。
市議会構成は古謝市長の就任後は少数与党だったが、中立の1人が与党的立場を表明し、過半数となっている。与党は市議選で過半数維持を狙う。
野党・中立は全員当選しても過半数には達しないが、与党と同数を目指して議席拡大を狙う。
(金城実倫)