4日告示された宜野湾市長選には松川正則さん(68)、仲西春雅さん(61)が立候補を届け出た。2人は市内で出陣式・出発式を開き、詰め掛けた支持者と必勝を誓った。あいにくの雨だったが、声援に背中を押された両候補は、晴れやかな表情を見せながら市内各地で遊説した。
松川正則さん(68)は午前8時半から、宜野湾市大謝名の選挙事務所で出陣式を開いた。台風の影響で人数を絞り、室内での式となったが、県知事選に立候補している佐喜真淳さん(58)ら駆け付けた支援者らと共に、残り1週間の奮闘を力強く誓った。イメージカラーの青色のTシャツを着て鉢巻きを締め「今の市政の流れを止めてはいけない。何としてでも継続したい」と訴えた。
「届け出は1番です」と司会者が報告すると支持者からは歓声が上がり、拍手が響いた。共に選挙を戦い抜く妻・秀子さん(68)からたすきを掛けられた松川さんは、支援者の方に向き直り深々と頭を下げた。
「あらためて身の引き締まる思いだ。市民、企業の皆さんと協働して市の発展につなげていきたい」。普段の穏やかな雰囲気とは打って変わり、きりっとした表情で声を張り上げた。
式を終えた松川さんは支援者とグータッチを交わし、「マツガワ! マツガワ!」と必勝コールを浴びながら選挙カーに乗り込んだ。
(新垣若菜)