那覇港の貨物利用拡大へ 管理組合、輸送路転換を支援


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那覇港(資料写真)

 那覇港管理組合は那覇港を利用した輸送効率化や国際コンテナ貨物の増大を促進するため、国際コンテナ貨物の那覇港を利用する輸送パターンへの転換を支援する。事業の参加企業を募集しており、現行より増加した分を支援する。

 支援対象は(1)海外から本土港経由で那覇港に移入されている貨物を、直接那覇港への輸入に転換(2)海外から本土の主要港を経由し、長距離陸送で地方の港湾周辺に搬送されている貨物を、那覇港で輸入し各地への海上輸送に転換(3)那覇港から本土港経由で海外に輸出されている貨物を、直接那覇港からの輸出に転換(4)本土の港から長距離陸送し、本土主要港を経由して輸出されている貨物を、本土の地方港から那覇港へ移入し、海外への輸出に転換―の4パターン。

 輸送コストやリードタイムの縮減が期待されるほか、複数の輸出入ルートを持つことによりBCP(業務継続計画)対応にもつながるという。

 事業の1次締め切りは20日。問い合わせは県貿易協会(電話)098(866)9183。