ライフル射撃の関西学生スポーツ選手権大会は4日までに、大阪府能勢町ライフル射撃場で行われた。男子の内原隆之介(興南高―関西大)は10メートルエアライフル立射60発決勝で242.9点を獲得し頂点に立った。前泊佳吾(興南高―同志社大)は2位だった。
10メートルエアライフル男子立射60発の内原隆之介(関西大3年)は着実に得点を重ね、学生大会で念願の初優勝をつかみ取った。「これまであと一歩のところ、というのが多かった。優勝できて本当にうれしい」と声を弾ませた。
なかなか優勝にたどり着けず、練習内容を見つめ直すなど懸命に取り組んできた。先輩だけでなく後輩からも意見をもらった。今回の結果に「練習から本番を想定し試合形式でやってきたことが良かった」と勝因を挙げた。
練習で磨いてきた集中力を実戦でしっかりと発揮。「精神的にも大きく伸びたと思う。技術面も成長を実感している」とうなずいた。
ただ、決勝に進むための本選は615.7点で目標にしていた620点にわずかに届かなかった。「まだ力を出し切れていない。反省を生かして練習して、いい状態に高めたい」と視線は全日本インターカレッジに。関西一から日本一へ飛躍を誓った。
(謝花史哲)