3候補、訴え熱く 知事選あす投開票 4首長、24市町村議選も


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 任期満了に伴う第14回県知事選挙は10日、17日間の選挙戦最終日を迎える。立候補している3氏は那覇市内で最後の打ち上げ式を開き、運動を締めくくる。宜野湾市長選など4市町村長選挙、24市町村の議員選挙、県議補選(那覇市・南部離島区)も10日が選挙戦最終日となり、知事選とともに11日に一斉に投開票される。

 台風12号の接近に伴い、宮古島市の大神島では県知事選の投票日が前倒しされ、9日に実施された。期日前投票は10日までで、一部投票所を除き各市町村で午前8時半から午後8時まで実施される。

 知事選に立候補しているいずれも無所属の、新人で前衆院議員の下地幹郎氏(61)、新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦、現職の玉城デニー氏(62)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=は9日、大票田の那覇市を中心に訴えに声をからした。

 下地氏は9日も自転車で那覇市内をこぎ回り、古波蔵や松山の交差点では「国に頼る時代は終わりだ。自分たちで沖縄を強くしよう」と訴えた。午後は鈴木宗男参院議員が応援に駆け付けた。10日は那覇市の泊交差点で打ち上げ式を開く。

 佐喜真氏は9日、那覇市の真和志、小禄地域を遊説して回った。住宅街での演説では、学校帰りの子どもたちに手を振りながら「ふるさと沖縄を少しでも発展させたい」と意気込んだ。10日は那覇市おもろまちで打ち上げ式を開く。

 玉城氏は9日、宜野湾市長選の候補者と市内を遊説した。その後は那覇での政党の演説会に参加し「誰一人取り残さない優しい社会・沖縄をさらに前進させたい」と力を込めた。10日は那覇市の県庁前県民広場で打ち上げ式を開く。

 宜野湾市長選も9日、2期目を目指す無所属現職の松川正則氏(68)=自民、公明推薦と、「9・29県民大会の会」会長で無所属新人の仲西春雅氏(61)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=が、市内各地を回って支持拡大に全力を挙げた。 (’22知事選取材班)