沖縄コロナ721人 病床使用率、2カ月ぶりに50%下回る 本島の医療フェーズ引き下げ検討へ(9月12日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は11日、新たに県内で721人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県全体の新型コロナ用病床使用率は49.5%で、7月7日以来、約2カ月ぶりに50%を下回った。県は、一般診療を制限する「緊急フェーズ1」となっている本島圏域の医療フェーズ引き下げを検討する。

 圏域別の病床使用率は本島56%、宮古21.2%、八重山16.7%。宮古、八重山の医療フェーズは一般診療を制限しないフェーズで上から2番目の「4」となっている。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は10日時点で553.15人。約6カ月ぶりに全国平均(570.36人)を下回り、全国32位だった。

 新規感染者数が前週の同じ曜日を下回るのは22日連続。年代別内訳は、多い順に10歳未満119人、30代114人、10代107人、40代99人、20代76人。

 米軍関係の新規感染者は3人だった。
(稲福政俊)