「結果を受け止める」落選の仲西さん、深く頭を下げ 宜野湾市長選


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
敗戦の弁を述べ、支持者に頭を下げる仲西春雅さん=11日午後10時6分、宜野湾市野嵩の選挙事務所(大城直也撮影)

 【宜野湾】宜野湾市長選で相手候補の当選確実を選挙事務所に向かう車中で知った仲西春雅さん(61)は11日夜、硬い表情で支持者の前に登場した。重苦しい雰囲気の中で「結果を受け止める。皆さま、ありがとうございました」と述べ、深く頭を下げた。

 支持拡大を狙い選挙期間中はほぼ毎日、市内各地を駆け回った。米軍普天間飛行場の返還・移設問題のほか、長年携わってきたPTA活動、2年前から続けている母の介護など、実体験を基に「子どもたちの安心安全を最優先に誰にでも優しいまちづくり」を掲げ臨んだが、一歩及ばなかった。

 激戦を共にした支援者らに感謝を述べると、奮闘をねぎらう拍手が送られた。当選した松川正則さんに対しては「松川さんにはしっかり頑張ってもらいたい」と思いを託した。
 (名嘉一心)