沖縄県は12日、災害対策本部会議を県庁で開催し、先島地方に接近する台風12号の被害や影響を報告した。竹富町では10歳の男児が強風にあおられ、ドアに手を挟まれて軽傷を負った。石垣市では貯水タンクが落下して車両が破損する事故があった。これまで5市町村に避難所が開設され、最大12世帯18人が避難した。八重山地方では3120戸、宮古地方では520戸が停電した。
13日の県内路線は一部が欠航する見込み。県外路線も日本航空(JAL)は9便が欠航し、867人に影響する見込みと報告があった。11日はJALの7便が欠航し、701人に影響を与えた。12日も13便が欠航し、1402人に影響した。
玉城デニー知事は「暴風や大雨などへの警戒と命を守る行動を最優先にしていただくようお願いしたい」と呼びかけた。
(梅田正覚)