「テーマパークイメージで町全体を活性化」本部町長に再選 平良武康氏に聞く


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 11日に投開票された北部3町村の首長選は、本部町が無所属現職の平良武康氏(72)、大宜味村が無所属新人の友寄景善氏(67)、伊是名村が無所属新人で前副村長の奥間守氏(68)がそれぞれ当選を果たした。3人に抱負などを聞いた。

再選を果たしインタビューに応じる平良武康氏=12日午前、本部町渡久地

 ―16年ぶりの選挙戦だった。終えた感想は。

 「多くの町民から幅広く支持、支援をいただいた。気持ちを新たにして、これまで以上に町民生活向上のため、まちづくりをやっていきたい」

 ―勝因は。

 「政党色に染まらず、個々の町民、生活者本位で政策を訴えてきた。どの地域よりも先駆けて、ふるさと納税を活用した子どもたちの給食費の無償化、町子ども・子育てゆいまーる基金を創設し、子どもたちへの絵本のプレゼントなど、子育てしやすい環境づくりをしたことが評価を得た。高齢者への買い物支援サービスや無料周遊バスの運行なども評価されたと思う」

 ―「町民党」を掲げて当選した。

 「中央の政治政党に翻弄(ほんろう)されるのではなく、自分たちの町は自分たちでつくり上げていくという気概を持つべきだ。既存の保守や革新の枠組みを乗り越えて、本当の意味での町民福祉のための政治を展開しなければならない」

 ―選挙戦では、予算確保の際に「国などに要請していない」との批判があったが。

 「内閣府に足を運んで予算の要請、要望はしている」

 ―町の課題は。

 「コロナ禍で観光産業などが影響を受けている。観光客を呼び戻し経済のV字回復を目指したい。アフターコロナ時代に向けて、より質が高く内容の充実した観光誘客の体制づくりが喫緊の課題だ」

 ―活性化策は。

 「町全体をテーマパークにするというイメージを持っている。第一次、二次産業を含めて、観光とリンクした経済づくりをしていきたい。引き続き子育てしやすい環境づくり、高齢者の健康づくりなどに取り組んでいく」

 ―2期目のテーマは。

 「1期目に引き続き心の豊かな町をつくっていきたい。それを基に政策を展開していく」
 (聞き手 長嶺晃太朗)

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 たいら・たけやす 1950年2月15日生まれ、町謝花出身。名城大卒。73年に県庁入庁。2011年から副町長を務め、18年の町長選で無投票で初当選。