3年ぶり研究論集発刊 環境の整備や改善目指し 復帰50年の節目 女性研究者の会


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研究論集の刊行を報告した沖縄女性研究者の会の(右から)大城智美会長、神山美代子理事、神谷美由希理事=5日午後、那覇市泉崎の琉球新報社

 女性研究者の研究環境の整備や改善などを目指す「沖縄女性研究者の会」(大城智美会長)が、このほど13冊目の研究論集を発刊した。2019年以来3年ぶりの刊行となる。

 論集は県内大学院の学生を対象にした調査論文2点、ことし4月に開催された「第3回沖縄女性研究者賞」表彰者の講演内容の論文2点と特別寄稿4点に加え、「沖縄復帰50年特集」としておきなわ女性財団の大城貴代子理事長と、ゼロエミッションラボ沖縄共同代表の神谷美由希さんによる特別報告を盛り込んでいる。

 大城会長は「新型コロナウイルスの影響で活動がままならない時もあったが、復帰50年の節目に刊行できた。ぜひ読んでもらいたい」と話した。

 論集はA4判で97ページ。県内大学図書館や県立図書館などに寄贈し、2千円で一般にも販売する。問い合わせは同会(電話)098(978)4400。
 (嶋岡すみれ)