海藻寒天「シージュエリー」を給食に 雅環境ソリューションが南風原町に寄贈


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赤嶺正之町長(左から2人目)に5800食分の海藻寒天「シージュエリー」を寄贈する鈴木雅人代表(中央)=13日、南風原町役場

 水処理関連事業を展開する雅環境ソリューション(南風原町、鈴木雅人代表)が、南風原町内の園児、児童生徒の給食に活用してもらおうと自社で取り扱う海藻寒天「シージュエリー」5800食分を南風原町に寄贈した。13日、町役場で贈呈式が行われ、鈴木代表が赤嶺正之町長に目録を手渡した。

 長年、水環境の改善を研究していた鈴木代表は、日本と中国の製品や技術を相互の市場に導入するため2019年に個人事業として雅環境ソリューションを立ち上げた。上海を拠点に事業展開していたが、新型コロナウイルスの流行を機に妻の出身地である南風原町へ移住、今年6月に法人化した。

 贈呈式で鈴木代表は、先行き不安な時に温かく迎え入れてくれた県や町に、貢献したいと寄贈を決めたと説明した。「海藻由来の寒天は食物繊維やカルシウムが豊富。子どもたちの健康増進に活用してほしい」と述べた。

 海藻寒天は10月28日の学校給食で提供される肉じゃがに、白滝の代替品として取り入れられる。
 (当銘千絵)