火を跳び越え厄払い 糸満山城で綱引き行事


社会
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火のついた綱を跳び越える区民ら=10日、糸満市山城

 【糸満】旧暦八月十五夜の9月10日、糸満市の山城で綱引き行事が行われた。無病息災、家内安全などを祈念する行事で、山城集落センター前で綱引きを行い、その後綱を切り分け所定の場所まで綱を移動し、綱に火を付け燃える綱を跳び越えることで厄払いにもなる。

 コロナ禍で2年間形式的に役員のみで行っていたが、区民から声が上がり今年は各自感染対策をして開催することにした。

 山城区長の仲門保さん(73)は「地域の年中行事は何もできていない状態だった。今後も(コロナの)現状が続くと思うので、村々が活性化するためにも開催していきたい」と話した。 (川嵜紋通信員)