暴力団「いらない」と訴え 生活に不安と脅威与える 宮古島市民ら追放大会


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暴力団の事務所前でシュプレヒコールする市民ら=8月31日、宮古島市平良

 【宮古島】宮古島市と宮古島署、宮古島地区防犯協会などは8月31日、市平良のマティダ市民劇場で「暴力団追放宮古島市総決起大会」を開いた。関係団体や市民が参加し、暴力団追放の決意を新たにした。大会後は市内の暴力団事務所前でシュプレヒコールし「暴力団はいらない」と訴えた。

 昨年8月に市内の飲食店に「みかじめ料」を拒まれた暴力団構成員らがカラーボールを投げつけるなどした事件を受けて開かれた。座喜味一幸市長は暴力団について「組織実態を隠ぺいしながら、ひきょうかつ悪質な特殊詐欺事件を起こすなど市民生活に不安と脅威を与えている」と指摘した。その上で「安心、安全に暮らせるまちづくり実現に向けて協力してほしい」と訴えた。宮古島社交飲食業組合の奥平玄信組合長が追放宣言を力強く読み上げた。
 (佐野真慈)