航空機の整備を委託 スカイマークとMROが契約


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整備基本契約を締結したスカイマークの洞駿社長(左)とMROJapanの高橋隆司社長=22日、那覇市のMROJapan

 スカイマーク(東京都、洞駿社長)とMROJapan(那覇市、高橋隆司社長)は8月26日、航空機の重整備をはじめとする整備作業の基本契約の取引を開始した。MROJapanが契約するのは6社目で、ANAグループ以外では初めてとなる。

 MROJapanの格納庫に航空機を入れて定期で行う「重整備」や、スカイマークが就航する12空港での非定例整備作業などを行う。契約期間は1年間となる。

 これまでスカイマークは重整備を海外企業に委託していたが、新型コロナウイルスの感染拡大でパイロットや検査員の渡航制限などの不自由があった。そこで、国内唯一の航空機整備専門会社であるMROJapanに委託することを決めた。

 洞社長は「『地域共生』の理念のもとに、沖縄県の経済、航空関連産業の発展に寄与していきたい」と話した。

 高橋社長は「パートナーシップの構築は沖縄での航空機整備ビジネスのさらなる拡大に向けた大きな一歩となる」と語った。

 (與那覇智早)