黒いトウモロコシに驚き!ペルーの文化、楽しく学ぶ 早川アンドレさんが恩納小で講話


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早川アンドレさんの講話に聴き入る児童ら=16日、恩納小

 【恩納】恩納小学校の授業参観日の16日、5年生のクラスの英語の時間にペルー人女性の早川アンドレさんの講話があった。

 ペルーで使うスペイン語のあいさつ「こんにちは」の意味の「Hola」についての話や人名が長く語数が多いことを紹介。南米大陸でブラジル、チリと接し、沖縄からは直行便がなく、米国経由で24時間以上かかることなどを説明した。

早川アンドレさん

 パワーポイントを用い、世界遺産のマチュピチュや海抜6768メートルで湖もある国立公園のワスカラン山なども紹介。1906(明治39)年、厳島丸でサトウキビ栽培を目的に36人の沖縄人が最初の移民をし、現在では県系の人は7万1823人でペルーの日系人の7割を占め、沖縄県人会の活動も活発で歴史・文化を伝えていることを学んだ。

 後半は早川さんの出す4択クイズで、ペルーが原産で主食のジャガイモが3500種類あること、テストの満点は100点ではなく20点などと知り、楽しみながらペルーを理解した。

 男子児童は「黒いトウモロコシや、ジャガイモの種類が多いのに驚いた」「テストの満点が20点なのは不思議」、女子児童は「観光地の話が面白く、行ってみたいと思った」など感想を話した。授業終了のチャイムが鳴るとみんなで「グラシアス!(ありがとう)」とスペイン語で言って講話の時間を終えた。

(小山猛三郎通信員)