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私のチャレンジ 武田寛枝・ロワジールホテル&スパタワー那覇総支配人<仕事の余白>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 異業種からホテル業界に飛び込み、ロワジールホテル&スパタワー那覇の総支配人になってちょうど2年。新卒からエアー沖縄(現ANA沖縄空港)で7年勤務し、専業主婦を経てリクルートに入社した。そこで業務委託からアルバイト、契約社員、正社員などほぼ全ての雇用形態を経験した後、リクルートライフスタイル沖縄で代表取締役社長を約4年間務めた。仕事を通じて沖縄の魅力や観光業の面白さを再認識する中で、沖縄を代表するホテルの総支配人のお話をいただき、チャレンジすることを決めた。

 素人なので、ホテルの用語や会計ルールなどを必死に勉強し、180名いるスタッフの名前とキャラクターも1年以上かけて覚えた。総支配人の仕事は、スタッフの環境を整え、サービスの質を向上させることだ。そして最大のミッションは、働く人にもお客様にもホテルの価値を高めることだ。スタッフと密にコミュニケーションをとり、ホテルの改善に努め、その積み重ねが、スタッフの「働いて良かった」、お客様の「ロワジールホテルに来て良かった」という言葉につながればと思っている。

 これからコロナが一定の落ち着きを見せお客様が戻ってくることが予想されるが、沖縄観光は「量より質」に転換していくフェーズを迎えている。そこにロワジールホテル&スパタワー那覇がどう寄与できるのか…。この大きなチャレンジに、これから180名のスタッフと共に取り組みたいと思っている。