【東京】沖縄の工芸展(主催・沖縄工芸ふれあい広場実行委員会)が9月23日から3日間、東京都中央区銀座の時事通信ホールで3年ぶりに開催された。琉球びんがた、首里織、知花花織など14の工芸産地組合、漆器や陶器、三線など沖縄の伝統美を代表する工芸品が出展・販売され、連日多くの来場者でにぎわった。
また、沖縄県産マガジン「モモト」編集長のいのうえちずさんが会場内の各産地ブースを案内して、工芸品の特長などを解説したほか、トークショーも開かれた。
職人による実演、染め体験コーナーもあり、作り手と使い手が交流した。
知花花織の後継者育成や販路開拓などを支援する沖縄市経済文化部商工振興課の金城由梨花さんは「伝統技法を取り入れつつ、若手の発想、デザインを生かした品々を出展した。財布や名刺入れ、新作の日傘などが好評」と話していた。
(謝花稔)