オリックス・ビジネスセンター沖縄が最高ランクの「プラチナえるぼし」 女性活躍推進、九州・沖縄で初の認定


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「プラチナえるぼし」認定書を受け取ったオリックス・ビジネスセンター沖縄の小林健太社長(中央)、平良一恵執行役員=那覇市おもろまちの沖縄労働局

 女性活躍推進の取り組みが特に優れた企業として、オリックス・ビジネスセンター沖縄(那覇市、小林健太社長)がこのほど、厚生労働省の「プラチナえるぼし」認定を受けた。認定は九州・沖縄で初めてで、全国では29社目。4日、那覇市の沖縄労働局で認定交付式があった。

 プラチナえるぼしは改正女性活躍推進法に基づき、2020年6月に認定が始まった制度。従来の「えるぼし」認定を受けた企業のうち、行動計画の目標達成や、採用、管理職比率など認定基準の項目が特に優良である場合に認定される最高ランクのえるぼし認定。

 オリックス・ビジネスセンター沖縄はオリックスグループのバックオフィス業務を担っている。約500人の社員のうち9割が女性であるほか、管理職の女性割合が80・8%に上る。

 徹底した業務の可視化やITツールを使った生産性向上、スキルに応じた業務配分などで、2021年度の法定時間外労働は月平均約3時間。働く意欲のある人が働き続けられるように在宅勤務制度やフレックス勤務制度、時間単位年休制度などを整備している。

 沖縄労働局の西川昌登局長は「多様な働き方ができる環境整備について、他社も参考にしてほしいモデル企業だ」と評価した。小林社長は「多様な人材がライフステージに応じて能力や個性を発揮し、働き続けられる会社を目指している。沖縄で一番豊かな会社になりたい」と述べた。
 (玉城江梨子)