沖縄の劇場は魅力満載! 美ら島文化祭や玉城朝薫の組踊5作品、史劇「首里城明け渡し」など多彩に〈秋を楽しむ 劇場へ行こう〉上


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2013年に名護市民開館で開催された沖縄俳優協会による「史劇 首里城明け渡し」

 芸術の秋、芸能の島・沖縄では国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭として県内初開催の「美ら島おきなわ文化祭2022」もあり、さまざまな公演が予定されている。「美ら島~」の一環として琉球舞踊などを上演する「万国津梁文化祭」もある。国立劇場おきなわでは、玉城朝薫の組踊5作品上演などがある。伝統芸能を中心に10、11月の劇場主催公演を一部紹介する。

 【美ら島おきなわ文化祭関連】10月22日にパレットくもじ前交通広場でオープニングイベント、23日に沖縄コンベンションセンターで開会式(※11月27日の閉会式共に、申し込み受付終了)/10月31日に沖縄セルラーパーク那覇で琉球舞踊や組踊を上演する「万国津梁文化祭」/11月12日に沖縄アリーナで、古典音楽からポップスまで沖縄の音楽を国内外に発信することを目的にした「沖縄音楽フェスティバル」/いずれも問い合わせは事務局、電話098(917)1108。

 【国立劇場おきなわ】10月14日から16日に野外公演「朝薫五番とからくり花火」。3日間を通して、組踊の創始者・玉城朝薫の組踊5作品を上演する。15日は冊封の宴で演じられてきた「入子躍」も踊る。各日ともに約150年前の記録から復元したからくり花火「四輪車」の実演あり/29、30日は、沖縄戦で長男を失った一家のトートーメーと財産の相続を巡るドタバタを描いた、大城立裕作の傑作喜劇「トートーメー万歳」/11月6日は「アジア・太平洋地域の芸能~インドネシア・ジャワ島~」。ジャワの宮廷音楽と舞踊や民衆の歌と、同劇場で初めて影絵芝居「ワヤン・クリ」を上演する。「ワヤン・クリ」は日本語で演じるほか、きらびやかな人形を間近で見られる展示コーナーも設置する/いずれも問い合わせは同劇場、電話098(871)3350。

 【那覇文化芸術劇場なはーと】30日に「史劇 首里城明け渡し」(山里永吉作)。1930年の初演以来、歴史の節目に上演されてきた対策を沖縄俳優協会総出演で演じる/11月3日から6日は「喜劇 人類館」(知念正真作)正真の娘・知念あかねと、東京の劇団「青年劇場」での豊富な経験を持つ佐藤尚子が演出を手掛ける/いずれも問い合わせは同劇場、電話098(861)7810。

 【那覇市ぶんかテンブス館】20日に知念範紺琉装文化学院による舞台「なーふぁんじ遊ば」/11月17日に劇団群星のうちなー芝居と民謡ショー/いずれも問い合わせは同館、電話098(868)7810。