女性が活躍できる土壌をつくるには?多様性を生かすために大事なこと 那覇で経営者座談会


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座談会に臨む(左から)島洋子琉球新報編集局長、上地千登勢金秀建設社長、砂川久美子金秀興産社長、白川貴久子NTTドコモ中国支社長=14日、那覇市のオキナワイノベーションラボ(大城直也撮影)

 金秀グループとNTTドコモは14日、「OKINAWA SDGsプロジェクト」(OSP)関連企画「女性経営者座談会」を沖縄県那覇市の沖縄銀行本店みらいおきなわ内「Okinawa Innovation Lab」で開いた。両社はOSPのパートナー企業。

 金秀建設の上地千登勢社長が女性技術者育成功労賞を受賞したことを記念して開かれた。上地社長と金秀興産の砂川久美子社長、NTTドコモ中国支社の白川貴久子支社長が、多様な人材が活躍する土壌をどう作るかなどについて話し合った。進行は琉球新報社の島洋子編集局長が務めた。

 上地社長は、業種や管理職などについて「女性にはできない」という固定概念が社会にあることを指摘。多様な人材が活躍することが経営戦略上も必要だという金秀グループの考えを挙げ、「女性が活躍するには男性側の意識が変わることも不可欠」とした。

 白川社長は「多様性を生かすには、互いの強みと弱みを知り、助け合うことが必要。自分の強みをシェアし、相手の強みを学んでいくのが理想だ」と話した。

 砂川社長は金秀グループの女性活躍推進の取り組みから「会社は女性に限らず、社員にいろんなチャンスを意図的に作っていくことが必要」と指摘した。

(玉城江梨子)