沖縄コロナ 10万人当たりの陽性者が全国最少に、2年3カ月ぶり 新規311人、3人死亡(10月21日朝まとめ)


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は20日、10歳未満から90代の311人の新型コロナウイルス新規感染を発表した。3人の死亡と5件のクラスターも報告した。19日時点の直近1週間の10万人当たりの陽性者数は130.76人で、全都道府県で最も少なくなった。10万人当たりの感染者数が全国最少となるのは2020年7月7日以来2年3カ月ぶり。

 県の宮里義久感染対策統括監は20日「全国的に感染者が増え、相対的な面もある。県内は小康状態となりつつあるが、流行は下げ止まっている」と説明し、引き続き警戒を呼びかけた。全数把握見直しとの関連については「他の都道府県も条件は同じ」として関連は否定した。

 新規陽性者は40代が55人、10代が54人、20代・30代が各47人と続いた。入院中は79人で病床使用率は12.4%だった。在沖米軍基地内の陽性者は8人。

 20日に県が報告した死亡例は、80代女性1人と90代の男女2人の3人だった。県は名護市と北部保健所管内で6~8月にクラスター5件があったと発表した。

(塚崎昇平)