富士家ぜんざいと加工黒糖製造の共栄社が最優秀賞 優良県産品、沖縄県が表彰


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県商工労働部の優良県産品の表彰式=21日午後、那覇市の県立武道館

 3年ぶりに奥武山公園、県立武道館での開催となった第46回沖縄の産業まつり。21日午前10時の開場と同時に、開催を待ちわびていた多くの人が来場した。出展企業はそれぞれの技術力や商品開発力の高さをアピールした。物品販売のブースには多くの人が訪れ、商品の説明を聞いたり、試食をしたりしながら商品を購入していた。感染対策のため、会場入り口が設置され、検温と消毒が実施された。

 商工労働部は21日、本年度の「優良県産品」として推奨した36点のうち、授賞対象の8点の表彰式を開いた。最優秀賞には、一般部門で富士家(那覇市)の富士家ぜんざいが、クラウドファンディング(CF)を活用した「NEXT部門」で加工黒糖製造を手掛ける共栄社(今帰仁村)の「ブエナ・スェルテ」がそれぞれ選ばれた。工業系製品部門は最優秀賞の該当はなかった。

 新たに創設された、22歳以下が開発に関わった製品が対象の「U―22特別賞」には、県立北部農林高のカラキケーキ、宮古総合実業高の紅芋ようかんが選ばれた。北部農林のカラキケーキには審査員特別賞も贈られた。

 その他の受賞者は以下の通り。

 【優秀賞】 Curerabo(一般部門)▽トラスト工業(工業系製品部門)▽南都(NEXT部門)

 【審査員特別賞】 板間養殖センター(NEXT部門)