開幕と同時にどっと人波 島野菜や泡盛、県産品を手に会場にぎわう 沖縄・産業まつり開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄の産業まつりが始まり、大勢の人たちでにぎわう県産品展示即売会の会場=21日午後、那覇市の奥武山公園(小川昌宏撮影)

 奥武山公園で21日に開幕した第46回沖縄の産業まつり。初日は平日だったが、多くの人々が訪れ、島野菜や泡盛などさまざまな県産品を手に取っていた。

 秋空の下、午前10時の開会式と同時に人の波がどっと押し寄せた。3年ぶりの奥武山公園での開催。店舗は来場者でどこも大盛況となった。正午を過ぎた頃から時折雨が降り始めたが、人の流れはとどまることなく、夕方以降はビールなどで乾杯を楽しむ人の姿が多く見られた。

 熊本から産業まつりを目当てに訪れたという女性(55)は「コロナ前は毎年来ていた。最近家を建てたので、今日は玄関に飾るシーサーを買いに来た」と笑顔で話した。

 読谷村から来た女性(32)は「いろんなものが安く買えるので、1万円分ほど買った」と満足げだった。

 国頭村観光物産の田場聡氏は「例年の金曜と比較して、売れ行きがとても早い。2日分として用意したみかん類などが今日で完売したので、明日の分を慌てて手配した」と慌ただしくもうれしそうに語った。

(與那覇智早)