那覇市長選に立候補した翁長雄治氏はどんな人？　政治を志したきっかけ、座右の銘は･･･

　県都那覇市のかじ取り役を選ぶ那覇市長選は23日の投開票まであと2日に迫った。激しい選挙戦を展開する無所属新人の翁長雄治氏（35）と、無所属新人の知念覚氏（59）はどのような人物なのか。人となりを紹介する。（’22那覇市長選取材班）

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翁長雄治氏　子育ての苦悩が政治のきっかけ

　政治を志したきっかけは、息子の子育てだ。夜中に発熱したが手元に現金がなく、朝一番で病院に向かった。症状悪化で一時入院した。「情けなかった」と知人に打ち明けると「私も経験があるよ」と返され、苦悩が自分だけではないことを知った。議員時代から一貫して子育て政策の拡充を訴えてきた。市長選で「子育て日本一の那覇市」を掲げる。

　父・翁長雄志氏の背を見て育った。政治に熱い思いを持つ大人に囲まれる中で「政治は社会を変えられる」と確信する。約32万都市のかじ取り役として市民と対話する機会を増やし「私の実績、経験は市民協働でつくっていく」と決意を語る。