県都那覇市のかじ取り役を選ぶ那覇市長選は23日の投開票まであと2日に迫った。激しい選挙戦を展開する無所属新人の翁長雄治氏(35)と、無所属新人の知念覚氏(59)はどのような人物なのか。人となりを紹介する。(’22那覇市長選取材班)
>>立候補者のプロフィルや政策アンケート全文をチェック!那覇市長選特集ページ
知念覚氏 夜間大学に通い学んだ「苦労人」
首里で生まれ育ち、現在も首里に住む。父は警察官、母は魚屋。小学生の頃は家計を助けるため、雨の日も風の日も牛乳配達をした。小、中学校では野球漬けの日々を過ごし、4番ショートが定位置だった。
高校卒業後、那覇市役所に採用された。働きながら沖縄大の夜間を卒業した苦労人でもある。翁長雄志前市長(前知事)に抜てきされ、市総務部長など要職を歴任。副市長として城間幹子市長を支えた。「コロナ下の厳しい時だからこそ即戦力の市長が必要だ」と出馬を決意した。
二世帯住宅で「孫育ての真っ最中」。子ども、経済、福祉、都市基盤の政策に力を入れる。