知念氏、最後の訴え「住民に近い行政に」那覇市長選きょう投開票


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 23日投開票の沖縄県那覇市長選は、22日で7日間の選挙戦を終えた。一騎打ちで激しい選挙戦を展開してきた、無所属新人で前県議の翁長雄治氏(35)=共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬふぁぶし推薦=と無所属新人で前副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=は、それぞれが掲げる県都那覇市の将来ビジョンを訴え、支持拡大に奔走してきた。両陣営は22日夕に打ち上げ式を開き、必勝を誓った。(’22那覇市長選取材班)


知念氏の訴え

ガンバロー三唱で気勢を上げる知念覚氏(右から2人目)ら=22日午後5時28分、那覇市おもろまち(ジャン松元撮影)

 出馬を決意した時、どうやればみんなの気持ちが一つになるのかと思い描いた。選挙戦を通して、皆さんが互いの立場、考えを少しずつ譲りながら集まってきた。それが大きな輪になった。

 那覇市政は本当に厳しい。32万市民の一人一人に人生がある。そこに寄り添いながら、住民に一番近い行政をどうやって完成形に近づけるのか。毎日が苦悩の連続だ。

 「市民のために」「市民と共に」。この言葉を最初から最後まで言い続け、皆さんに集まっていただいた。そこには正義がある。これが次の時代の、みんなの心を一つにするキーワードだ。私自身が先頭に立ってそれを実践していきたい。


応援弁士の声

那覇の未来が懸かる

 河野太郎デジタル相 知念覚さんと一緒に新しい那覇市政、経済、教育をつくっていこう。デジタル技術があるにもかかわらず、イデオロギーを振りかざして門前払いにする市政になったら経済も教育も便利な生活も実現することはできない。この選挙は那覇市の未来が懸かっている。
 

福祉向上考える選挙

 城間幹子那覇市長 この那覇市長選、市民の福祉向上を第一に考える選挙にしないか。知念覚さんなら真ん中の立場でウイングを広げてくれる。党派を問わない中道の再結集をお願いしたい。今の沖縄には知念さんが必要だ。私のバトンを握ってくれることを心待ちにしている。
 

笑顔で元気な那覇に

 金城克也県経営者協会会長 知念候補はコロナで落ち込んだ那覇市の経済活性化、市民生活の向上、笑顔いっぱいの那覇市づくりに取り組むと言っている。われわれの手で知念新市長を誕生させ、元気いっぱいの那覇市づくりに取り組んでもらおう。経済界も最後まで全力で取り組む。
 

市民を幸せにできる

 金城泰邦衆院議員 あと一歩のところまできた。皆さんの力で知念覚を市長に押し上げよう。那覇市の選挙だが、相手候補は名護市辺野古の基地の賛否で争おうとしている。賛成、反対に関係なくすべての市民を幸せにできる市長が必要だ。知念覚に市民のために仕事をさせてほしい。

 

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