【速報】那覇市長選、知念覚氏の当選確実 前副市長、自公推薦 オール沖縄の候補破る


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 任期満了に伴う那覇市長選は23日投開票され、政権与党が支援する無所属新人で前那覇市副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=が、初当選を確実にした。

 選挙戦は「オール沖縄」が擁立した無所属新人で前県議の翁長雄治氏(35)=共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬふぁぶし推薦=との一騎打ちだった。自公勢は「選挙イヤー」の今年、7市長選で全勝した。オール沖縄には大打撃で、玉城デニー県政は逆風にさらされそうだ。

 那覇市長選は、新型コロナウイルス禍や物価高への対応、経済振興、子育て・教育環境の整備手法などで論戦が展開された。名護市辺野古の新基地建設への姿勢も判断材料となった。

 これまでオール沖縄が支援してきた城間幹子市長が自公推薦の知念氏の支援に回った。

 知念氏は副市長7年半を含む38年間の那覇市役所での行政経験を武器に「即戦力」をアピール。城間市長の支援を追い風に、課題だった知名度不足も解消した。自公とは別にオール沖縄から離脱した保守系グループなども事務所を構えた2本柱の体制を敷いたことで支持を広げた。

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