「ほぼ沖縄」の魅力発信 映画「なんでかね~鶴見」の第2弾制作へ 「エイサー」「肝心」伝える


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鶴見の地域発信型映画の第2弾「なんでかね~鶴見」の制作を発表する渡辺熱監督(前列左端)と出演者ら=22日、鶴見区仲通三丁目自治会館

 【神奈川】横浜市鶴見区の道ジュネーを軸に、沖縄の「肝心(チムグクル)」を伝える映画「なんでかね~鶴見」(渡辺熱監督)が22日からクランクインした。2019年制作の「だからよ~鶴見」の第2弾となる地域発信型映画。来年4月の沖縄国際映画祭に出品する。

 主演はオーディションで選ばれた比嘉秀海さん。前作と同じくガレッジセールの川田広樹さんや、沖縄発のギター・三線ユニットいーどぅしのかーなーさん、なみなみさん、MAXのREINAさんら重厚感のある出演陣が銀幕を飾る。

 22日に鶴見区で会見した出演者は映画にかける意気込みを語った。渡辺監督は「内地にある沖縄タウンの中でも群を抜いて“ほぼ沖縄”のディープな鶴見をもっと多くの人に見てもらいたい」とアピール。主演の比嘉さんは「映画づくりに全力を尽くしたい」と意欲たっぷりに語った。

 前作で映画制作に情熱を注ぐあまり負傷した体験の思い出もある川田さんは「最高の映画をみんなでつくる。今回はあばらは折りません。健康第一で臨む」と笑いを誘った。

 前作は沖縄角力を軸に描いたのに対し、今作はエイサーが柱をなす。沖縄市の園田青年会も登場しエイサーの魅力を伝える。制作期間は12月までで100分超の作品になる予定だ。

 映画制作費用の一部を集めるのを目的にモーションギャラリーで24日午前10時からクラウドファンディングも開始する。サイトURLはhttps://motion-gallery.net/projects/nandekanetsurumi

(斎藤学)