【読谷】屋良朝苗顕彰事業推進期成会(山内徳信会長)は25日、米統治下で初の公選主席として日本復帰実現に尽力し、復帰後初の県知事を務めた屋良朝苗氏の功績をたたえる記念碑を建立した。読谷村役場内に民衆とスクラムを組み前進する屋良氏の銅像を、村瀬名波の旧屋敷跡に生誕地の碑を設置した。除幕式の後の記念式典・祝賀会では屋良氏にまつわる演劇「屋良朝苗物語・一条の光を求めて」を演じる学生や翁長雄志県知事が出席した。
山内会長は「屋良先生は戦後の児童生徒に大きな期待を寄せ、困っている人を救うために働いた」と語り、功績継承に意欲を示した。同期成会は12月6日に講演会・シンポジウムを開き、同20日に沖縄偉人劇として中高生による演劇「屋良朝苗物語」を公演する。