首里城の再建に向けた「木曳(こびき)パレード」の詳細が26日、発表された。沖縄県が寄付金を活用し、国頭村で調達した「御材木(おざいもく)」(約4トンのオキナワウラジロガシ)を県内各地で公開する。正殿が着工する11月3日は午前9時から首里城公園で「木遣(きやり)行列」を行う。
木曳パレードは出発式が10月29日午前11時40分~正午に国頭村の道の駅ゆいゆい国頭で行われ、御材木を低床トレーラーに乗せて出発する。国道58号などを南下し、同日午後に読谷村の沖縄ハム総合食品、北中城村のイオンモール沖縄ライカム、浦添市城間のNTT西日本沖縄支店に立ち寄り、歓迎セレモニーが開かれる。
30日には午後0時半から那覇市の国際通りで開かれる那覇フェスティバルで公開し、県議会棟前で御材木を展示する。御材木は31日と11月1日、うるま市や豊見城市などでも展示する。11月3日は首里城公園で木遣行列(午前9時開始)や木遣イベント(午前11時~正午)が開かれる。詳細は「県首里城復興サイト」で公開している。
(宮城隆尋)