宮古、医療フェーズ上げ 沖縄コロナ282人感染 (10月28日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、県内で新たに282人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮古地区の高齢者施設で感染拡大が確認されたとして、28日から同地区の医療フェーズを2から3Bに引き上げ、医療機関の確保病床を28床に増やすとした。

 八重山地区は医療フェーズを3Bから1に引き下げるという。

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 新規感染者数の年代別では30代が49人と最多で、10代47人、40代44人20代37人などと続いている。病床使用率は14・9%で圏域別では本島15・3%、宮古29・7%、八重山1・7%だった。

 宮古圏域の医療フェーズ引き上げについて県の宮里義久感染対策統括監は、宮古地区全体の感染状況が悪化しているのではなく、入院リスクが高い高齢者に広がっていると説明した。

 県は同日、7~8月に那覇市内の社会福祉施設で起きたクラスター(感染者集団)5例も報告した。

  (嘉陽拓也)