世界のウチナーンチュ大会「コロナ対策徹底を」 玉城沖縄知事が注意喚起


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記者会見で質問に答える玉城デニー知事=27日、県庁(代表撮影)

 玉城デニー知事は27日、県庁で会見し、30日から世界のウチナーンチュ大会が始まることに合わせて、新型コロナウイルス対策を徹底するよう注意喚起した。同大会では海外から5千人以上の県系人の来訪が見込まれる。玉城知事は「接触機会が増えることで安全に対するリスクも高まる。参加予定や親戚・友人との交流を予定する人は、毎日の健康観察と体調管理に努めてほしい」などと呼びかけた。

 一方、冬場に向けて新型コロナとインフルエンザが同時流行し、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)することが懸念されている。糸数公保健医療部長は「県内の状況を見ると、インフルエンザはまだ流行の状況ではない。国から両方の流行に対応できる計画を立てるよう指示が来ているので、これから検討したい」と述べた。
 (梅田正覚)