ゆるキャラや城跡…3世、4世のウチナーンチュが好きな「古里」は? 地域愛を次世代へ 世界若者ウチナーンチュ大会


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第7回世界若者ウチナーンチュ大会の2日目のオンラインイベントの参加者たち=28日、ビデオ会議システム「Zoom」

 18~35歳の世界中の沖縄県系人が参加する、第7回世界若者ウチナーンチュ大会の2日目のイベントが28日、オンラインで開催された。「あなたの市町村自慢」と題して、ペルーやアルゼンチン出身の県系人や多良間村の若者が、ゆかりのある地域の特色や思い出を紹介した。参加者同士が沖縄の魅力を語り合う時間も設けられ、地域自慢で盛り上がった。各国から約50人が参加した。

 ビデオ会議システムで、ペルー県系4世の村田奈美恵さん(26)とアルゼンチン県系3世の宮平フリオさん(35)が、祖父母の出身市町村の魅力をプレゼンテーションした。

 村田さんの曽祖父母は中城村の出身でペルー移民者。村田さんは沖縄での研修をきっかけに同村に魅了され居住している。同村のゆるキャラや名所を紹介し、「好きな場所は中城城跡。歴史的に大切な場所で誇りに思っている」と語った。

 アルゼンチン在住のフリオさんは祖父母が東村出身。過去に奨学金を活用して東村に滞在したことがあるという。英語で発表し「東村の一番の魅力は人。出会えてうれしかった」と語った。

 多良間村出身の波平雄翔さん(32)は事前収録の動画で同村の豊かな自然を紹介し、「地域愛を爆発させて、大切な地域のことを次世代に伝えていこう」と呼び掛けた。

(赤嶺玲子)