再会に笑顔と涙…ボリビアの県系人らが親戚、恩師と久しぶりの対面 沖縄ボリビア協会が歓迎式 世界のウチナーンチュ大会


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歓迎会で再会を果たした日高正代さん(上左)と教え子だった大城佐由美さん(上右)、諸見里純子さん(下右)と新城美智子さん(下中央)と娘の恵旅さん(下左)=29日、浦添市

 第7回世界のウチナーンチュ大会に参加するボリビア出身者をもてなす沖縄ボリビア協会主催の歓迎会が29日、沖縄県浦添市の産業支援センター結の街で開かれ、約130人が参加した。ボリビアに住む県系人が、同級生や親戚、恩師らと久しぶりの対面を果たした。抱き合ったり、お互いを確認しあったりして、会場には笑顔と涙があふれた。

 コロニア・オキナワ在住の新城美智子さん(52)は4年ぶりの里帰りで、小中学校の同級生の諸見里純子さん(52)=石垣市、大城佐由美さん(52)=愛知県=と再会。3人は会場で小学校の恩師の日高正代さん(62)=奄美市=を見つけ、声をかけた。日高さんは「懐かしくて涙が出た。年月がたったのだな、と感じる」と目を潤ませた。

 沖縄ボリビア協会の伊佐仁会長は「新型コロナの影響で個人としての参加となったが、これほどたくさん来てくれて驚いている」と話した。ボリビアオキナワ県人会の比嘉徹会長は「多くのシンカヌチャー(仲間たち)と再会でき、喜びを分かち合う場になった」と話した。

(中村万里子)