【アメリカ】県系3人に育英奨学金 南加県人会協が授与


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 南加県人会協議会(小林正三会長)が主催する第36回親睦演芸会が18日、ロサンゼルスのリトル東京のアラタニ劇場で開催された。約700人の観客が来場し、盛大に催された。南加県人会協議会は南カリフォルニアにおける日本全国39の県人会が加盟する大きなNPO(非営利団体)組織で、ことしで創立51年目となる。

 プログラム第1部は11県の代表者らが、民謡、舞踊、歌謡曲、コーラス、創作舞踊、ダンス、フラメンコなど16の出し物でにぎわった。
 沖縄からはベン・比嘉社中による「傘の鳩間節」「加那ヨー天川」が演じられた。特別出演があり、堀之内秀久総領事によるギター伴奏で歌謡曲「明日があるさ」を観客と一緒に歌って会場を盛り上げた。
 続いて育英奨学金授与と表彰式が行われ、受賞者10人に各千ドル(約12万円)が授与された。沖縄県関係の受賞者は3人で、ミシェル赤嶺さんとプレホダ義男さんが琉球箏曲、富名腰義人さんが空手で受賞した。
 第2部は日本から招いた日本コロムビアレコードの多岐川舞子さんのショーが披露された。
(当銘貞夫通信員)

南加県人会協議会主催の第36回親睦演芸会で授与された10人の奨学資金受賞者(後列)=18日、ロサンゼルスのリトル東京アラタニ劇場