与那原大綱曳、3年ぶり開催 約900人、4分52秒の激戦で西が勝利


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人数制限を設け、3年ぶりに熱戦を繰り広げる与那原大綱曳の参加者=30日午後、与那原町の御殿山青少年広場(喜瀨守昭撮影)

 【与那原】440年余りの歴史を有する与那原大綱曳が30日、与那原町の御殿山(うどぅんやま)青少年広場で開かれた。2019年を最後に新型コロナウイルス感染拡大で2年連続中止となっていたが、今回人数を制限し3年ぶりに開催した。例年より10メートル短い長さ80メートルの大綱を約900人の綱(ちな)武士(むし)が力いっぱいに引き合った。4分52秒の激戦の末に西が4年ぶりに勝利した。記録が残る通算成績によると、西は26勝12敗となった。

 綱の上に乗り登場する「支度」は主題が19年と同じ「与那原の浜」。西の綱に阿麻和利、東の綱に護佐丸が立ち、互いににらみ合い熱戦を鼓舞した。

 両者一進一退の攻防となった。5分が迫ったころ、西が勝利を手にした。西の旗頭が高らかに舞い、勝利を祝った。会場は太鼓やドラ、指笛の音が鳴り響き熱気に包まれた。

 西のまとめ役となる綱係の古堅亮吉(あきよし)さん(51)は綱の上でトロフィーを掲げ勝利宣言。「3年ぶりの開催を町民は待っていた。勝利して万感の思いだ。子どもたちにこの大綱の歴史をしっかり継承していきたい」と充実した表情で語った。 (照屋大哲)