ブラジルは県内外から集まったサンバチームがパフォーマンスを披露し、沿道のギャラリーを盛り上げた。
八重瀬町出身の1世伊福正徳さん(80)はこれまでの全てのウチナーンチュ大会に参加。今回は妻と息子、孫を含めた大家族を引き連れて来沖した。初めて沖縄の地に立った息子の伊福・ファビオ・セイジロウさん(43)は「沖縄の音楽が好きでいつも口ずさんでいる。自身のルーツである沖縄の文化や芸術をもっと知りたい」と話した。
サンバチームには沖縄の小学生たちも参加しており、伊福さんの6人の孫たちと同年代。一緒に体を動かしてコミュニケーションを取りながら交流を深めた。那覇市のサンバ教室に通う大城莉珠(りず)さん(12)は「ブラジルはサンバの本場だが、まだ行ったことがなく、パレードでブラジルの人たちと交流できて感激」と顔を紅潮させた。
(普天間伊織)