フランスでも三線を 沖縄欧州文化連合会に三線15丁を寄贈 プロジェクト実行委


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三線の寄贈を受ける沖縄欧州文化連合会のメンバーら=2日、うるま市

 【うるま】各国の沖縄県人会などに三線を寄贈している「世界の兄弟へ三線を贈るプロジェクト」実行委員会は、第7回世界のウチナーンチュ大会のために来沖した沖縄欧州文化連合会のメンバーに三線15丁を寄贈した。2日、うるま市の赤崎レストランで贈呈式が開かれた。本来は2020年に贈られるはずだったが、コロナ禍のため延期されていた。

 同連合会はフランス・パリ在住の沖縄出身の人など約10人で構成される。三線は沖縄に興味のある人に使ってもらう予定だ。同連合会のジル・ドュランテ事務局長(66)は「フランスには千種類のチーズはあっても三線はない。特別な贈り物だ。若い人に三線を広めたい」と感謝した。

(古川峻)