100人以上で演奏!沖縄の歌三線の魅力発信 ラストはカチャーシー 世界のウチナーンチュ大会


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オープニングで「かぎやで風節」の演奏を披露する子どもたち=3日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇(喜瀨守昭撮影)

 沖縄の三線文化を世界に発信しようと、第7回世界のウチナーンチュ大会の一環で「綾なすしまくとぅばと歌三線」(ワールド三線フェスティバル実行委員会主催)が3日、沖縄セルラーパーク那覇で開かれた。国内から延べ100人以上が出演し琉球古典音楽や島々で歌い継がれる民謡を披露した。

 子どもたちによる「かぎやで風節」で幕開け。琉球古典音楽団体の代表らによる「天川節」「揚作田節」なども演奏され、来場者を引きつけた。ラストはカチャーシーで盛り上がりを見せた。

 民謡歌手の知名定男さん、大工哲弘さん、元THE BOOMの宮沢和史さんによるトークもあった。知名さんは県系人の間で歌三線を学ぶ人が増えているとし「三線留学のような形で自治体が基金をつくり招くことができないか」と交流拡大を提案した。

 ハワイから訪れた県系3世のシェリー玉城さん(50)は「よなは徹さん、仲宗根創さんはハワイでも演奏したことがあり、ファンもたくさんいる。三線の音色は沖縄のちむぐくるを感じる」と話し、家族らと共に聴き入った。
 (知念征尚)