沖縄市の銀天街を舞台にした市民参加型の映画「コザママ♪~うたって!コザのママさん!!~」の記者会見が10月18日、那覇市のホテルサンパレス球陽館で開かれた。中川陽介監督と出演者が11月28日から始まる撮影を前に、意気込みなどを語った。
同作は沖縄市の銀天街を舞台にかつて人気ガールズバンドを組んでいた4人のアラフォー女性が、町おこしのために再結成し、一度は諦めた夢を追いかける物語。中川監督は「コザ十字路で1970年代からの歴史を持つ銀天街が主役の映画だ。銀天街にもう一度息を吹き込めるか、壮大な実験でもある。わらびんちゃーがプライドを持てるような映画になれば正解だと思う」と語った。
出演は上門みき、新垣尚子、新垣美竹、Jimama、ジョーイ大鵞、田島龍、山内千草、仲座健太、ジョニー宜野湾ら。コザ十字路通り会が制作協力し、地域の子どもたちや住民が出演する。ジョーイ大鵞は「銀天街に活気が戻り、地元の子どもたちが『銀天街最高』とプライドを持ってもらうことを最終目的としている」と説明した。
映画は来年1月の毎週土曜日の午後に、コザ銀天街の特設会場で公開される予定。2022年度沖縄文化芸術の創造発信支援事業の一環。
(田中芳)