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【辺野古問題取材班】沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う美謝川の水路切り替え工事を巡り、沖縄防衛局が5日までに新たに重機などを搬入していたことが分かった。工事に反対する市民からは「民意に反し、いよいよ目に見える場所で切り替え工事が始まった」との声が上がっている。
沖縄防衛局は昨年10月から、美謝川の河口が新基地建設に伴う埋め立てでふさがれることから水路の切り替え工事を実施している。工期は2023年3月末までで、契約額は17億6千万円。
4日午前に重機などが運び込まれていることに気付いた中村吉且さん(70)=名護市=は「(軟弱地盤改良に必要な)設計変更を県が許可しないうちに美謝川の工事を進めるのはおかしい。反対の声を上げていきたい」と語った。防衛局はこれまで琉球新報の取材に対し「工事に県の許可が必要なものではない」との認識を示した。
(松堂秀樹、岩切美穂)