大正琴、郷愁の音色 那覇で祭典、全国から800人 美ら島おきなわ文化祭2022


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県内外から大正琴の愛好者ら出場し、歌謡曲、クラシック、民謡など幅広い演目を披露した「大正琴の祭典」=6日、那覇文化芸術劇場なはーと

 美ら島おきなわ文化祭2022の一環で「大正琴の祭典」が6日、那覇文化芸術劇場なはーとで開催された。県内外から約35団体・総勢約800人が歌謡曲やクラシックの名曲など多彩な演目を披露した=写真。全国子供大正琴コンクール最終選考会を兼ねて催された。華やかさと郷愁が調和するような音色を響かせ、来場者を魅了した。

 県勢は他県との合同を含め18団体が出場した。琴伝流サザンサウンドは「ソーラン渡り鳥」などを披露した。大正琴サークルさわふじ・さくらが「川は流れる」などを演奏した。

 子供コンクールは最高賞の文部科学大臣賞のうち、ソロ部門は三重県から出場の吉富心音さん(小学6年)と橋下莉さん(高校3年)が受賞した。同大臣賞アンサンブル部門Aは「ことふれんどジュニアアンサンブル」(静岡県)、アンサンブル部門Bは「煌めきKid,s2022」(三重県)が選ばれた。 (高江洲洋子)