沖縄県内倒産2件 負債は計1.8億円 10月、帝国データ発表


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 帝国データバンク沖縄支店は7日、10月の県内企業の倒産集計(負債額1千万円以上)を発表し、件数は2件、負債総額は1億8600万円だった。

 うち1件は産婦人科医院のあいレディースクリニック(沖縄市)で、負債額は1億円だが、法的手続きに入っていないものの関連会社も5億円近い負債を抱えており、動向を注視している。

 10月の県内企業の景気判断指数(景気DI)は46.8と前月から3.9ポイント上昇し、47都道府県で最も高かった。不動産業や卸売で景況感の回復がみられる。ただ、全体としてエネルギー価格高騰や円安の影響に歯止めはかかっておらず、一部で価格転嫁も進んでいない企業もある。

 調査は10月18~31日に実施し、74社が回答した。