マンホールから白い泡…米軍普天間飛行場の排水受け入れの下水道 宜野湾市が調査を依頼 先月にも発生


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白い泡が出たとされる宜野湾市伊佐のマンホール=8日、宜野湾市伊佐

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市伊佐1丁目の下水道マンホールから8日、白い泡の流出が確認された。マンホールは米軍普天間飛行場内の排水を受け入れる公共下水道のもので、同飛行場の近くに位置する。

 8日正午ごろ、市民から「白い泡が流れている」と119番通報があった。

 宜野湾市職員が現場を視察して採水を行い、その後、沖縄防衛局にも連絡を入れた。市は防衛局を通して米軍へ調査を依頼している。

 先月13日にも同じ場所で、白い泡の流出を確認した。市では先月、白い泡が確認された際に有機フッ素化合物PFASの調査を実施した。その結果、PFOS、PFOAの合計値が1リットル当たり21ナノグラムで、環境省が設定している暫定指針値を下回っていた。

(新垣若菜)