PFAS汚染源の絞り込みへ沖縄県がボーリング調査 米軍普天間飛行場周辺の地下水、宜野湾市内の4地点


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米軍普天間飛行場周辺の地下水の流れを把握するために実施されたボーリング調査(県環境部環境保全課提供)

 人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)が米軍基地周辺の地下水などから検出されていることを受け、県環境部環境保全課は10日、普天間飛行場周辺の地下水の流れを把握するためにボーリング調査を宜野湾市4地点で実施したことを明らかにした。土質などを調査したほか、地下水の変動を測定するための機器を設置。PFAS汚染源を絞り込むために継続的に監視する。

 同課は9月9日~10月6日、飛行場の地下を流れる水脈の上流域となる神山、宜野湾、下流域となる真志喜、大山の計4地点でボーリング調査を行った。

 22年度は計5地点での調査を予定しており、残る1地点は現在、調整している。
 (安里周悟)