八重山・盛岡第四高姉妹校20年 交流発展誓い合う


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 【石垣】県立八重山高校と姉妹校の岩手県立盛岡第四高校の「姉妹校交流20周年記念式典」が27日、石垣市登野城の八重山高校で開かれた。岩手県から盛岡第四高校の生徒ら約50人が出席し、固い友情で交流を続けていくことを誓い合った。

 1993年の記録的な冷夏で打撃を受けた岩手県の稲作を石垣島の農家が支援したことがきっかけで交流が始まり、96年の姉妹校締結につながった。
 あいさつで八重山高校の小成善保校長は「石垣島から送られた種もみから始まり、互いに生徒たちを派遣して交流を深めてきた。生徒たちの素晴らしい人格形成につながっている」と交流の発展に期待した。
 式典では盛岡第四高校の生徒が盛岡市伝統の「さんさ踊り」を披露し、八重山高校の生徒は空手の形や八重山の伝統芸能を演じて互いの文化を紹介した。そのほか交流に尽力した関係者に感謝状が贈られた。盛岡第四高校2年の鈴木海渡さん(17)は「今後もお互いが支え合っていけるよう、この友情を大切にしたい」と話した。

岩手県の「さんさ踊り」を披露する同県立盛岡第四高校の生徒ら=27日、石垣市登野城の八重山高校