沖縄の高校生らが困窮支援団体に200万円を寄付 「大人任せにせず、必要な人に貢献したい」クラウドファンディングで募る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
Luxから寄付の贈呈を受けた子どもの貧困支援9団体の代表者ら(前列)=20日、那覇市の那覇第2地方合同庁舎

 高校生らがクラウドファンディングで集めた資金約200万円を困窮世帯や若年妊産婦の支援などに取り組む9団体に寄付した。20日、那覇市おもろまちの那覇第2地方合同庁舎で贈呈式が開かれた。

 那覇市内の高校を中心とする県内10校の高校生54人でつくる「Lux(ルークス)」の取り組み。新型コロナの影響を受けた社会に貢献するため、今年6月、クラウドファンディングを実施。共同代表の沖縄尚学3年のエブラヒミ謙さんと石川雄牙さんは「コロナ禍で困窮世帯が増えている。大人任せにせず、支援の必要な人たちに貢献したいと考えていた」と話した。

 贈呈式でLuxのパートナーリーダーの下地慎之助さんは「この経験を通じ、人の温かさや沖縄を思う気持ちを感じた」と振り返った。

 寄付金贈呈を受けた団体は次の通り。

▽おきなわ子ども未来ネットワーク
▽ビクトリーチャーチ子どもの広場in那覇
▽みんなのももやま子ども食堂
▽こころひまわりここキッズ
▽しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄
▽県母子寡婦福祉連合会
▽名護こども食堂
▽山城塾
▽結515

(中村万里子)